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ある日、ポチリアーノは散歩中に噛み付かれました。
ポチリアーノのHP3。
3回の手術と10ヶ月の月日を経てやっと回復しました。
それまでは痛いのか、痛そうな声でよく鳴いていました。
そしてまたある日のポチリアーノは目に傷を負いました。
ポチリアーノのHP34。
すぐに病院へ行き、目薬をさしてもらいましたが、傷は深く、失明の危機もあり、入院をせざるをえませんでした。
1ヶ月の入院で、お城に戻ることを許されました。
それでも傷は多少残りました。
お后はポチリアーノは一人淋しく待っている間にイジケて何所にでも行き、傷を作ってきたのだと思い、思い切ってポチリアーノの伴侶を連れてきました。
名前は「ウニョリータ」ミニチュアピンシャー国のお姫様でした。
しかし…とんだオテンバ姫でした。
最初は威嚇もしましたが、ウニョリータはてんで構わず。
とうとうポチリアーノはその図太さに降参し、仲良くなりました。
続く・・・
By-Ash
今日は本祭りです。
朝から多くの人々が活気良く賑わっています。
しかし、そこに一人だけ大きな目をウルウルとさせ腰が引けている若者が若干1名程おりました。
その名は「ポチリアーノ王子」!
王子はまだ恐怖を克服出来ずにいました・・・。
しかし、王妃様は容赦しません。断固として今日もポチリアーノ王子を連れて行く事にしました。
ポチリアーノ王子は王妃の腕の中でプルプル震えています。
しかし、今日の王妃様は一味違いました。
「昨日の肉の恨み!」(笑)と、ばかりにポチリアーノ王子を腕から降ろし、「抱っこしてよぉ~」と、しがみ付いて来ても振り向きもしません。
そう!これが正しい教育だったのです!
甘やかすばかりが愛情ではない事に王妃様もようやく気づいたのでした。
王妃様が歩き出すにも関わらず、ポチリアーノ王子は怖くて一歩も動けず固まっています。
王妃様は心を鬼にして、ポチリアーノ王子を引っ張りました。
ポチリアーノ王子は体重をかけ、抵抗します。
王妃様も負けずにフンヌッ!と引っ張ります。
その甲斐あってか、ポチリアーノ王子は動き始めました。
しかし、腰が引けた状態で、王妃様の後ろに隠れキョロキョロしながらツタタと小走りで付いていきます。
そこに唐揚げが落ちていました。
食い意地の張ったポチリアーノ王子!
王妃様は「しまった!」と思いますが時既に遅し・・・。
しかし、ポチリアーノ王子は唐揚げどころの騒ぎではない様子。
寿命が縮む思いで必死に人々の間を進んでいます。
ホッとした王妃様は思いました。
「落ちた物を拾い食いしなかった王子には何かご褒美をあげなくてはね」と。
王妃様は自分の酒のツマミと、ご褒美の肉を買い帰る事にしました。
ポチリアーノ王子も付いていきます。
城に着き、王妃様はポチリアーノ王子に言いました。
「ポチリアーノ王子、今日のあなたは大変頑張りましたね。よってご褒美をあげましょう」と、先程買った肉をあげました。
ポチリアーノ王子はハムハムと美味しそうに肉を食べました。
~おまけ~
今夜も王妃様は着替えを済ませ、お酒を飲もうと準備をしている間に、ツマミがなくなっている事に気づくのは間もなくの事。。。(笑)
もちろん今宵も王妃様の雷が落ちたのは言うまでもない(笑)
第2章 完
第2章に続く・・・・・
第2章 第1幕 第2幕
キャスト・・・ポチリアーノ王子、王妃様、隣国の王妃様、人々
以上(笑)
By-Ash
ソレから時はしばし流れ・・・青々とした草木を、熱い日差しが照りつける頃に移る。
お祭り 前夜祭
初めてのお祭り、初めての大勢の人々。
嬉しいながらもポチリアーノ王子は戸惑いを感じていた。
何故ならポチリアーノ王子は、とてつもな~く内弁慶に育っていたからである(笑)
ココで少し時間を逆のぼり、こうなった経緯を、お話しましょう。
王妃様は日頃から来客がある度、何処かに隠れながら威嚇するポチリアーノ王子の性格が不安でした。しかし「このままではイケナイ!!!」と思い、祭りの日の朝、決心しポチリアーノ王子を呼び、「アナタももう何ヶ月かしたら一人前です。その前に人に揉まれ、強くならなければなりません」と心を鬼にして言いました。
そして、首根っこを掴んで(笑)ポチリアーノ王子をお祭りへ強制的に連れて行きました。
そして時は現在に戻ります。
ポチリアーノ王子にしたら初めての物だらけで固まっています(笑)
もう可愛いッたらありゃしません!
イキナリ歩かせるのはどうか?と思い最初は抱っこして見物していました。
しかし、ポチリアーノ王子は一時間経っても固まったままです。
とてもじゃありませんが、歩かせれる状況ではありません・・・
しかし、王妃様の腕と手は限界・・・そこで、王妃様の友人の隣の国の王妃様にバトンタッチ(笑)
そんなこんなで、3時間程ポチリアーノ王子を連れまわしたのですが、一向に腕から降りようとはしませんでした。それどころか、登りつめる始末・・・
さすがの王妃様も疲れ、家路に着きました。
城に着き、王妃様は早速ポチリアーノ王子に「今日のアナタには情けなくなりました・・・よってご褒美はナシです!」と厳しい態度で接しました。
その途中で王妃様はお祭りで、ご褒美用に買った肉の串と自分用のビールを机の上に置き、着替えにシバシ席を立ちました。
王妃が着替えを済ませ帰って来ると、ア~ラ不思議!?元、肉の串らしき残骸と、元、ビールが並々入っていたと思われる空のコップが・・・・・(笑)
モチロン!この後、ポチリアーノ王子のお尻が赤く(?)なったのは言うまでもありません(笑)
続く・・・・・
By-Ash
王様は王妃様に「王妃よ!!良く頑張ってくれた!でかしたぞ!」と、感謝の言葉を発し、王妃様の額にそっとkissをおとしました。
その後スグに付き人からタオルに包まれた王子を抱き受け、テラスに出て、下で報告を待つ人々に見える様に王子を高々と抱え上げ「皆の者!我が国の、未来を担う(?)王子が今!この様に無事、産まれた!王妃も元気じゃ!では今から、この子の名前を発表する!心して聞くがよい!この子の名前は!・・・(考)うむ!ポチリアーノじゃ!そしてその由来は!・・・(考)無い!!」(Σ無いんかいっ!/笑)
その様子を見て、そして名前を聞いて一番ビックリしたのは、名前の相談をされていない王妃様でした。もちろん王妃様は王様の名前の命名発表と共に、ド髪天!!!(笑)
王様は、そんな王妃様の鋭く突き刺さる視線を背中にヒシヒシと受けながらも、「さ、さささ・・・ウォッホン・・!さて、この様に王子の名前もスパン!と決まった事じゃ。では皆の者!今から王子の誕生パーティーを始めようぞ!!」と、王妃様と産まれたばかりのポチリアーノ王子と数人の付き人を残し、王様はソソクサとパーティーへと逃げて行きました(笑)
第2章に続く・・・・・
第1章 第1幕 第2幕
キャスト・・・ポチリアーノ王子、王様、王妃様、城の者、観衆
以上(笑)
By-Ash